浮生一夢
読み方:ふせい いちむ
意味
はかなく定めのない人の一生は、一場の夢のようなものだということ。人生の栄華・楽しみ・苦しみなども長くは続かず、やがて消え去るという無常観を表す。
由来
中国・唐代(8世紀)の詩人、李白の「春夜宴従弟桃李園序」にある「浮生若夢(ふせい むのごとし)」に基づく。「浮生」は水面に浮かんでは消える泡のようにはかない人生、「一夢」は一つの夢をいう。原文の「若夢」が、日本で「一夢」として四字熟語化したもの。
備考
人生の無常を述べる、やや文語的で格調高い表現。単に「夢のように楽しかった」という意味ではなく、栄枯盛衰を含む人生のはかなさをいう。
補足
- 「浮世一夢」と書くのは誤り。正しくは「浮生一夢」。
- 「ふしょういちむ」と読まず、一般に「ふせいいちむ」と読む。
例文
- 栄華を極めても浮生一夢にすぎないと考え、彼は驕らずに暮らした。
- 祖父は人生を振り返り、「浮生一夢だったが、悔いはない」と静かに語った。
- 浮生一夢の世であるからこそ、今この瞬間を大切にしたい。