浩然正気
読み方:こうぜん せいき
意味
天地に満ちるほど大きく、少しも恥じるところのない正しい精神・気概をいう。道義を守り、私欲や不正に屈しない堂々とした心持ちを表す。
由来
中国の儒教書『孟子』公孫丑上にある孟子の言葉「我善養吾浩然之気(私はよくわが浩然の気を養う)」に由来する。『孟子』は戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)に成立したとされる。「浩然の気」に「正気(正しく公正な気)」の意味が結び付いて、浩然正気という四字の表現として用いられるようになった。
備考
褒め言葉として、道義心・気概の高さを表すやや硬い語。単に「元気がある」という意味ではない。語源に近い表現として「浩然の気」「浩然之気」も用いる。
誤用・混同注意
- 「こうねんせいき」と読むのは誤りで、正しくは「こうぜんせいき」。
- 単なる活力や元気の意味とするのは不正確で、道義にかなった正しい気概をいう。
例文
- 不正な圧力にも屈しない彼の態度には、浩然正気が感じられた。
- 公職に就く者には、私利私欲にとらわれない浩然正気が求められる。
- 困難な状況でも浩然正気を失わず、彼女は自分の信念を貫いた。
分類
類義語
対義語
- 邪気
- 不正不義