治乱興亡
読み方
ちらん こうぼう
意味
世の中がよく治まることと乱れること、また国家や王朝が栄えることと滅びること。歴史における政治・社会の安定と混乱、国家の盛衰をまとめていう語。
由来
「治乱(治まることと乱れること)」と「興亡(興ることと滅びること)」という、古代中国の史書・政論で広く用いられた対義語を結び合わせた漢語である。特定の一つの古典を典拠として確定することは難しく、成立年・時代は不詳。日本では漢文的・文語的な四字熟語として用いられる。
分類・構成
備考
主に国家・王朝・社会など大きな歴史的対象について用いる、硬い文章語。「治乱」は政治・社会の安定と混乱、「興亡」は国家などの成立・繁栄と滅亡を指す。日常的な個人の浮き沈みには通常用いない。
誤用・混同注意
- 「じらんこうぼう」と読むのは一般的でなく、標準的な読みは「ちらんこうぼう」。
- 個人の成功・失敗を表す語と誤解しやすいが、本来は国家や社会の歴史的な盛衰・安乱についていう。
例文
- 歴史を学ぶことは、国家の治乱興亡の原因を考えることでもある。
- この城跡は、かつての王朝の治乱興亡を静かに伝えている。
- 為政者は過去の治乱興亡に学び、同じ失敗を繰り返さないよう努めるべきだ。