油断大敵
読み方:ゆだん たいてき
意味
少しでも気を緩めたり注意を怠ったりすると、大きな失敗・事故・損失を招くおそれがあるという戒め。油断そのものが、成功や安全を妨げる強い敵であることをいう。
由来
仏典『大般涅槃経』に由来するとされる。「油を満たした鉢を持ち、一滴でもこぼせば罰せられる者は、周囲の誘惑に気を取られず細心の注意を払う」という譬喩から、「油断」が注意を怠る意味になった。経典の中国語訳は5世紀前半(421~430年ごろ)に成立し、四字熟語としての定着時期は明確ではない。
備考
注意を促す戒めとして、単独でも「油断大敵だ」の形でも用いる。「油断は大敵」と言い換えることもある。相手の気の緩みを強く指摘する響きがあるため、場面によっては配慮する。
例文
- 登山では下山時こそ油断大敵なので、最後まで足元に注意しよう。
- 順調に進んでいるプロジェクトでも、確認を省けば油断大敵だ。
- 試験終了のベルが鳴るまで油断大敵だと思い、答案を見直した。
分類
類義語
- 不注意
- 注意不足
- 気の緩み
対義語
- 慎重
- 注意深い
- 用意周到