決勝千里
読み方
けっしょう せんり意味
遠く離れた場所にいながら、的確な作戦や計画によって戦いの勝敗を決めること。もとは軍事に関する語で、転じて、全体を見通した優れた戦略によって大きな成否を左右することをいう。由来
中国・前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ『史記』「高祖本紀」に由来する。劉邦が張良の知略を評して述べた「運籌帷幄之中、決勝千里之外(帷幄の中に籌を運らし、勝を千里の外に決す)」からできた語である。軍営の帳幕の内で立てた作戦が、遠方の戦場の勝敗を決める、という意味。備考
「千里」は実際の距離を厳密に表す語ではなく、非常に遠い場所のたとえ。古典由来の硬い表現で、軍事のほか、経営・政治・競技などで大局的な戦略を評する際にも用いられる。例文
- 優れた参謀は前線に立たずとも、情報を分析して決勝千里の策を示した。
- 新製品の成否は、発売前の市場調査と決勝千里の戦略にかかっている。
- 指揮官は補給計画を整え、決勝千里を期して本隊を進軍させた。
類義語
対義語
- 近視眼的
- 場当たり的
- 無策無謀