汗馬之功
読み方:かんば の こう
意味
戦場を馬が汗を流すほど駆け回って得た功績、すなわち大きな戦功のこと。転じて、困難な仕事に力を尽くして成し遂げた顕著な功績・貢献をいう。
由来
「汗馬」は、戦場を駆け回って馬が汗をかくほど激しく戦うことを表し、「之」は「の」、「功」は功績の意である。中国の正史『晋書』「苻堅載記上」に見える語とされる。『晋書』は唐代の648年ごろに編纂され、後に戦功や大きな貢献をいう表現として用いられるようになった。
備考
本来は戦場での手柄を指すが、現代では事業・研究・地域活動などでの大きな貢献にも使う。文章語・改まった表現であり、自分自身の功績を誇る文脈では用いにくい。
別表記
- 汗馬の功
誤用・混同注意
- 「汗馬」は「あせうま」ではなく、通常「かんば」と読む。
- 「汗馬之労」は近縁の別表現であり、「汗馬之功」の単純な誤記ではない。
例文
- この事業の成功は、創業期に販路を開拓した彼の汗馬之功によるところが大きい。
- 国は前線で戦った将兵の汗馬之功をたたえ、褒章を授与した。
- 災害復旧に尽力した地域ボランティアの汗馬之功を、住民は忘れてはならない。
分類
類義語
- 汗馬の労
- 多大な功績
- 戦功
対義語
- 無功無名