殺鶏取卵
読み方
さっけい しゅらん意味
鶏を殺して卵を取り出すという意味から、目先の小さな利益を得ようとして、将来にわたって得られるはずの大きな利益や可能性を失うことをいう。短期的な利益を優先しすぎる愚かな行為をたとえる。由来
「鶏を殺して卵を取る」というたとえに基づく語で、中国語の成語「殺鶏取卵(杀鸡取卵)」に由来する。背景には、金の卵を産む鳥を殺して一度に財を得ようとし、かえって何も得られなくなるという寓話がある。この寓話は古代ギリシアのイソップ寓話(紀元前6世紀頃に活動したとされるアイソポスに帰される)と関連づけられることが多い。四字熟語としての成立時期は明確ではない。備考
主に経営・経済・資源管理などで、短期利益のために将来の利益を損なうことを批判的にいう。「鶏」を「雞」と書くこともある。類義表現の「竭沢而漁」も、将来を考えず利益を取り尽くす意。例文
- 将来の顧客の信頼を失ってまで品質を下げるのは、殺鶏取卵にほかならない。
- 森林を無計画に伐採して利益を得ても、資源を枯渇させれば殺鶏取卵の結果になる。
- 教育費を削って短期的に黒字にしても、人材を育てられなければ殺鶏取卵だ。
類義語
- 竭沢而漁
- 焚林而猟
- 近視眼的行為
- 目先の利益を追う
対義語
- 長期的視野
- 持続的発展
- 将来利益の重視