横説竪説
読み方
おうせつじゅせつ
意味
さまざまな方向・観点から、相手が納得するように繰り返し説明したり、説得したりすること。「横説」は横から説くこと、「竪説」は縦から説くことをいい、あらゆる角度から話をするという意味を表す。
由来
「横」は横の方向から、「竪」は縦の方向から説く意で、両方を重ねて「あらゆる角度から説き聞かせる」ことを表した漢語である。中国古典に由来する表現とされるが、四字熟語としての確定的な初出文献・成立年は不詳である。中国の戦国時代(紀元前5~3世紀)以降に発達した弁論・遊説の文化を背景とする語と考えられる。
備考
主に、熱心に、またはあれこれと角度を変えて説得する場面で使う。やや硬い漢語的な表現で、日常会話より文章語・説明文に向く。相手をしつこく説得するという含みを帯びることもある。
例文
- 担当者は新しい制度の利点を横説竪説し、社員の理解を得ようとした。
- 父は進路について横説竪説したが、息子の決意は変わらなかった。
- 営業部は取引先に導入効果を横説竪説して、ようやく契約をまとめた。
類義語
- 懇切丁寧
- 丁寧懇切
- 多角的に説得する