業報輪廻
読み方:ごうほう りんね
意味
仏教で、過去世・現世における善悪の行為(業)に応じた報いを受けながら、衆生が生と死を繰り返して迷いの世界を転生し続けること。「業報」は業によって生じる報い、「輪廻」は生死を繰り返すことをいう。
由来
古代インドで形成された仏教の業(カルマ)と輪廻の思想に基づく語。仏教の成立はおおむね紀元前5世紀頃とされ、日本には仏教伝来期の6世紀頃以降に思想とともに伝わった。四字熟語としての正確な初出・成立時期は不詳である。
備考
宗教・思想を説明する硬い語で、日常会話では多用しない。「因果応報」は現世での報いにも広く用いるが、「業報輪廻」は来世を含む生死の反復という仏教的意味合いが強い。
別表記
- 業報輪回
誤用・混同注意
- 「業法輪廻」と書くのは誤り(正しくは「業報輪廻」)。
- 「ぎょうほうりんね」と読むのは誤り(正しくは「ごうほうりんね」)。
例文
- 仏教では、執着を断たないかぎり業報輪廻から逃れられないと説く。
- この物語は、主人公が業報輪廻の中で過去の行いと向き合う姿を描いている。
- 彼は不幸を単純に業報輪廻の結果だと決めつけるべきではないと語った。
分類
類義語
対義語
- 解脱
- 涅槃