桃李満門
読み方:とうり まんもん
意味
すぐれた弟子や教え子が数多く、その師の門下に集まっていること。また、多くの優秀な人材を育てた教師・学者・指導者をいう。「桃李」は本来は桃とすももだが、ここでは有能な弟子・人材のたとえである。
由来
中国の歴史書『資治通鑑』の唐代(7世紀末)の故事に基づく。宰相の狄仁傑が多くの有能な人物を推薦・登用したため、「天下の桃李は、ことごとく公の門にある(天下桃李、悉在公門)」と評された。「桃李満門」はこれを踏まえ、優秀な弟子が師の門下に満ちる意で用いられる。『資治通鑑』は北宋の司馬光が1084年ごろに完成させた歴史書。
備考
主に教師・学者・師匠などが、多数の優秀な弟子を育てたことをほめる、やや格式ばった表現。「桃李」を果物そのものの意味で用いる語ではない。
別表記
- 桃李滿門
補足
- 「桃李満天下」は関連する別の成句であり、「桃李満門」の単なる表記ゆれではない。
例文
- 長年にわたり後進を育てたこの教授は、各界に教え子を送り出した桃李満門の教育者だ。
- 恩師の退官記念会には多くの卒業生が集まり、先生が桃李満門であることをあらためて感じた。
- 彼女の研究室は優秀な若手研究者を多数輩出しており、まさに桃李満門といえる。
分類
類義語
- 門下多士
- 桃李成蹊
- 門下生多数
対義語
- 門前雀羅
- 後継者不足