栄辱得失
読み方
えいじょく とくしつ
意味
栄誉を受けることと恥辱を受けること、利益を得ることと損失を被ること。人生や社会生活で遭遇する、名誉・不名誉や利害に関するさまざまな境遇・出来事をいう。
由来
「栄」は栄誉、「辱」は恥辱、「得」は得ること、「失」は失うことを表す。中国・唐代の詩人である杜牧(803~852)の文章「上李太尉論江賊書」に、「安危禍福、栄辱得失」という形で見られる。9世紀前半ごろの中国の文章に由来する語とされ、日本でも四字熟語として用いられる。
分類・構成
備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「栄枯盛衰」が世の中や家・勢力の盛衰をいうのに対し、「栄辱得失」は個人が受ける名誉・恥辱や利益・損失に重点がある。
誤用・混同注意
- 「栄枯盛衰」と同義と考えるのは不正確。「栄辱得失」は名誉・恥辱と利益・損失をいう。
例文
- 彼は栄辱得失に心を奪われず、自分が正しいと信じる仕事を続けた。
- 政治の世界では、栄辱得失を経験して初めて人の痛みが分かることもある。
- 栄辱得失の多い人生だったが、彼女は最後まで穏やかな態度を失わなかった。
類義語
対義語
- 超然物外
- 無欲恬淡