東西南北
読み方:とうざい なんぼく
意味
東・西・南・北の四つの方角。転じて、あらゆる方向、各地、またはさまざまな方面をいう。「東西南北から人が集まる」のように、広い地域のいたる所から、という意味で用いる。
由来
中国古典『礼記』の「檀弓上」に、孔子を定住地にとらわれない「東西南北の人」とする表現が見える。『礼記』は前漢時代、紀元前1世紀ごろまでに編纂された礼制・儒教関係の書物とされる。そこから、四方すべての方角、さらに各地・あらゆる方面を指す語として用いられるようになった。
備考
単に四方を表すほか、「東西南北の人」は定住せず各地を巡る人の意にもなる。現代では「東西南北から」「東西南北に」の形で、広範な地域・方面を表すことが多い。
補足
- 「東西と南北という二つの軸だけ」を指す語と限定して解するのは不十分で、通常は四方・あらゆる方向を表す。
例文
- 支援物資は、東西南北の被災地へ速やかに届けられた。
- 彼は仕事で東西南北を飛び回り、各地の顧客と交流している。
- 祭りの日には、東西南北から多くの観光客が集まる。