四面八方
読み方:しめん はっぽう
意味
周囲のあらゆる方向・方面をいう。文字どおりには、四つの面と八つの方角のすべてを指す。物や音、人などが周囲のどこからでも来ること、また、多方面から注目・批判などを受けることを表す。
由来
中国北宋の禅僧・釈道原が1004年(景徳元年)頃に編んだ仏教書『景徳伝灯録』巻二十に見える語とされる。「四面」は東西南北の四つの面、「八方」は四方に四隅を加えた八つの方角を表し、合わせて周囲のすべての方向という意味になった。
備考
「四面八方から」「四面八方に」「四面八方を」の形で用いる。物理的な方向だけでなく、「四面八方から批判される」のように、多方面からの働きかけを表す比喩にも使う。
補足
- 「四面八法」と書くのは誤り(正しくは「四面八方」)。
- 「四方八方」は同義で用いられる別の四字熟語であり、「四面八方」の単純な誤記ではない。
例文
- 祭りの音が四面八方から聞こえてきた。
- 記者会見では、その発言に対して四面八方から質問が飛んだ。
- 登山中に霧が濃くなり、四面八方が見えなくなった。