杖朝之年
読み方:じょうちょう の とし
意味
八十歳のこと。古代中国で、八十歳の老人は朝廷に杖をついて出仕することを許されたという故事に基づく長寿の呼び名である。現在では主に文章語・雅語として用いられる。
由来
中国の儒教経典『礼記』の「王制」にある「五十杖于家、六十杖于郷、七十杖于国、八十杖于朝(八十歳なら朝廷で杖をつくことを許す)」に由来する。『礼記』は前漢から後漢初期ごろにかけて成立・編纂されたとされる。「杖朝」すなわち朝廷で杖を用いることを許される年齢から、八十歳をいう。
備考
日常会話ではあまり用いない雅語・文章語であり、八十歳の祝いには「傘寿」がより一般的である。日本語表記では「杖朝の年」と書かれることも多い。
別表記
- 杖朝の年
例文
- 祖父は今年、杖朝之年を迎えたが、今も地域の活動に積極的である。
- 師は杖朝之年に至ってなお、毎朝欠かさず書をしたためている。
- 杖朝之年を祝う席で、家族一同がその長寿をたたえた。
分類
類義語
- 傘寿
- 八旬
- 八十路