木石心腸
読み方
ぼくせきしんちょう
意味
木や石のように冷たく、感情や人情味のない心のこと。人の苦しみや悲しみに心を動かされない、冷酷な性質・態度を非難していう表現。
由来
中国の漢文に由来する漢語である。「木石」は感情をもたない木や石、「心腸」は心の奥底・心のあり方を表す。木や石のように心が動かないことから、冷淡で人情味のない心をいうようになり、日本には漢籍の受容を通じて伝わった。正確な初出年・成立年は明確ではない。
備考
現代日本語では、主に「冷酷で思いやりがない」という非難の意味で用いる。人そのもののほか、対応・判断・態度を形容することもある。
例文
- 苦境を訴える人の話にも耳を貸さない彼を、周囲は木石心腸だと非難した。
- 被災者への支援を利益にならないとして拒むのは、あまりに木石心腸な判断ではないか。
- 彼女は厳しいことを言うが、困っている人を放っておけないので、決して木石心腸ではない。
類義語
- 冷酷無情
- 鉄石心腸
- 無情無慈悲