朝聞夕改
読み方
ちょうぶん せきかい
意味
朝に自分の過ちや欠点を指摘・認識したなら、その日の夕方までには改めるという意味。人からの忠告を素直に受け入れ、過ちをためらわず速やかに正す態度をいう。
由来
中国の史書『晋書』の「周処伝」に見える語。若いころ乱暴で郷里の人々に嫌われていた周処が、陸機・陸雲に改心の相談をした際、「古人は朝に聞いて夕に改めることを尊んだ」と諭された故事に基づく。『晋書』は唐代の648年に房玄齢らによって編纂された。
分類・構成
備考
文語的で、日常会話よりも文章や訓戒的な表現で用いられる。命令や方針が頻繁に変わることを批判的にいう「朝令暮改」とは意味が異なる。
誤用・混同注意
- 「朝聞夕死」と混同しない。「朝聞夕死」は朝に道を聞けば夕方に死んでもよい、という意味。
- 「朝令暮改」と混同しない。「朝令暮改」は命令・方針が朝夕に変わることで、通常は批判的な意味を持つ。
- 「朝聞暮改」は誤り。正しくは「朝聞夕改」。
例文
- 部長は部下からの指摘を受けると、その日のうちに手順を改める朝聞夕改の人だ。
- 失敗を隠すのではなく、朝聞夕改の姿勢で改善策を実行することが大切である。
- 彼女は顧客の苦情を真摯に受け止め、朝聞夕改を実践してサービスを見直した。
類義語
- 改過自新
- 聞過則喜
- 過ちては改むるに憚ること勿れ
対義語
- 怙悪不悛
- 頑迷不霊