月白風清
読み方:げっぱく ふうせい
意味
月が白く明るく照り、吹く風が澄んで清らかなこと。月夜の静けさや、さわやかで趣のある自然の景色を表す。特に、秋の夜の清澄で美しい情景をいうことが多い。
由来
中国・北宋の文人、蘇軾(1037~1101)の散文「後赤壁賦」にある「月白風清、如此良夜何(月白く風清らかなり。かくのごとき良夜をいかんせん)」に基づく。月明かりと清風に恵まれた素晴らしい夜を惜しみ、その風情を味わう表現として用いられるようになった。
備考
日常会話よりも、詩文・随筆・旅行記・美術評などで用いられる雅語的な表現である。単に「天気がよい」という意味ではなく、月夜の清らかで風情ある景色を表す。
補足
- 「げつはくふうせい」とは通常読まない。標準的な読みは「げっぱくふうせい」。
- 「月明風清」は意味の近い別の四字熟語であり、「月白風清」の誤記ではない。
例文
- 月白風清の夜、川辺を歩くと、都会の喧騒を忘れることができた。
- 山荘では月白風清の景を眺めながら、静かに酒を酌み交わした。
- この水墨画は、余白を生かして月白風清の趣を見事に表している。
分類
類義語
- 清風明月
- 月明風清
- 風清月白