暗箭難防
読み方
あんせんなんぼう
意味
人に知られないように仕掛けられる攻撃や中傷、陰謀は、あらかじめ察知して防ぐことが難しいという意味。「暗箭」は暗い所や物陰から放つ矢のことで、転じて陰険な攻撃・悪だくみをいう。
由来
中国のことわざ・成句に由来する。元代(13~14世紀)の作者不詳の雑劇『独角牛』などに、「明槍好躲、暗箭難防(正面からの槍は避けやすいが、隠れた矢は防ぎにくい)」という形で見られる。この後半の「暗箭難防」が四字熟語として用いられるようになった。
備考
主に陰口・中傷・陰謀など、人目につかない悪意ある行為について用いる硬い表現である。実際の矢を防ぐ意味より、比喩として使われることが多い。
例文
- 社内で匿名の中傷が広まり、発信者も目的も分からないため、まさに暗箭難防だった。
- 表立った批判には反論できるが、陰で進められる工作は暗箭難防である。
- 情報管理を徹底しても、悪意あるうわさには暗箭難防な面がある。
類義語
- 陰謀詭計
- 闇討ち
- 背後攻撃
- 不意打ち