景星慶雲
読み方
けいせい けいうん
意味
めでたい星である「景星」と、瑞祥とされる雲である「慶雲」を合わせた語。天下がよく治まり、平和であることを示す非常にめでたい前兆をいう。また、世にまれな優れた人物や、立派で喜ばしい事柄をたとえることもある。
由来
中国南朝・陳の歴史を記した『陳書』高祖紀上に、景星が現れ、慶雲が現れたことを瑞兆として述べる記事がある。景星は君主の徳や太平を示す吉星、慶雲は五色などのめでたい雲を指し、両者を並べて天下泰平のしるしとした。『陳書』は唐代の636年頃に成立した。
分類・構成
備考
日常会話よりも、祝辞・漢文調の文章・格調高い評論などで用いられる語である。単に「幸運」というより、国家や社会の平和・繁栄を示す大きな吉兆という響きをもつ。
誤用・混同注意
- 「景星」は「けいしょう」ではなく「けいせい」と読む。
- 「慶雲」を「慶運」と書き換えない。
例文
- 新しい時代の幕開けを祝う式典は、まさに景星慶雲の趣をたたえていた。
- この地域から世界的な研究者が現れたことは、学界にとって景星慶雲といえる出来事だ。
- 長年の対立が解けて協定が結ばれたことを、新聞は景星慶雲の兆しとして報じた。
類義語
- 吉兆
- 瑞兆
- 祥雲瑞気
- 天下泰平
対義語
- 凶兆
- 天変地異
- 不吉