是是非非
読み方:ぜぜひひ
意味
正しいことは正しい、誤っていることは誤っていると、私情・立場・周囲の意見などに左右されずに公正に判断すること。特定の人や組織に無条件で賛成・反対するのではなく、事柄ごとにその是非を見極める態度をいう。
由来
中国の戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに荀子が著した『荀子』の「修身篇」にある「是是、非非、謂之知(是を是とし、非を非とする、これを知という)」に基づく。正しいものを肯定し、誤りを否定できることが知恵である、という教えから生まれた。
備考
政治や組織運営について、特定の党派・人物・方針に盲従せず、案件ごとに賛否を判断する態度としてよく使う。「是々非々」と表記することもある。
別表記
- 是々非々
誤用・混同注意
- 単に賛成意見と反対意見を並べる意味ではなく、正邪・当否を公平に判定する態度をいう。
- 「是非是非」は誤りで、「是是非非」または「是々非々」とする。
例文
- 彼は党の方針であっても問題があれば批判する、是是非非の姿勢を貫いている。
- 取引先との長年の関係に流されず、提案内容を是是非非で評価する必要がある。
- 委員会では各案を是是非非で検討し、最も公益にかなう結論を選んだ。
分類
類義語
対義語
- 是非不分
- 善悪不分