春耕夏耘
読み方:しゅんこう かうん
意味
春には田畑を耕し、夏には作物の周囲の草を取ること。農作業を季節に応じて着実に行うことをいう。転じて、時機にかなった努力を積み重ねること、また一年を通じて勤勉に働くことのたとえにも用いる。
由来
中国の戦国時代、紀元前3世紀ごろに成立したとされる『荀子』の「王制」にある「春耕、夏耘、秋収、冬蔵」に基づく。春に耕し、夏に除草し、秋に収穫し、冬に貯蔵するという、農業の季節ごとの基本作業を述べた言葉である。
備考
「耘」は田畑の草を取り除く意で、「うん」と読む。原典では「秋収冬蔵」まで続く八字句として示されることが多い。主に農業や、時機に応じた地道な努力を述べる際に用いる。
誤用・混同注意
- 「夏耘」を「なつうん」と読まない。標準的な読みは「かうん」。
- 「耘」を「運」などと書き誤らない。
例文
- 祖父は春耕夏耘の暮らしを守り、季節に合わせて田畑を丁寧に世話している。
- 研究でも春耕夏耘のように、基礎を積み重ねる日々の努力が大切だ。
- 新入社員には、すぐの成果を求めるだけでなく、春耕夏耘の姿勢で仕事を覚えてほしい。
分類
類義語
- 春耕秋収
- 晴耕雨読
- 農事