星移斗転
読み方
せいい とてん
意味
星が位置を変え、北斗七星が天空を巡るように見えることから、長い年月が過ぎていくこと、または時代や世の中が移り変わることをいう。
由来
中国で、星の運行、特に北斗七星が天空を巡るように見える現象を歳月の推移にたとえた表現に基づく。中国語には「斗転星移」という語順の表現もあり、日本では「星移斗転」として定着した。定型句としての正確な初出・成立年代は明確ではないが、古代中国以来の天文的な比喩を背景とする。
分類・構成
備考
文章語・雅語的な表現で、日常会話では「長い年月がたつ」「時代が移り変わる」などと言うことが多い。「斗」は北斗七星の「北斗」を指す。天文学上の現象そのものより、歳月や世の変化の比喩として用いる。
誤用・混同注意
- 「斗転星移(とてんせいい)」も同義で用いられる語順違いの表現であり、必ずしも誤りではない。文章内では表記を統一する。
- 単に星座が動く天文現象だけを指す語と解するのは不十分で、通常は歳月の経過や世の移り変わりをたとえる。
例文
- 故郷を離れてから星移斗転、気づけば二十年が過ぎていた。
- この町も星移斗転のうちに、城下町から近代的な都市へと姿を変えた。
- 星移斗転しても、先人が残した作品の価値は色あせない。
類義語
- 歳月流転
- 物換星移
- 斗転星移
- 光陰矢の如し