明争暗闘
読み方:めいそう あんとう
意味
表向きには公然と争い、裏では人に知られないように策略や駆け引きをして争うこと。主に、組織内の権力争い、派閥間の対立、競争相手どうしの激しい争いについていう。
由来
中国語の「明争暗斗(めいそうあんとう)」に由来する近代以降の表現とされる。「明」は表立って、「暗」は陰で、「争」「闘」はともに争う意である。特定の中国古典を出典とする故事成語ではなく、成立した正確な年代は不明である。日本語では「斗」を「闘」として用いるのが一般的である。
備考
政治・企業・組織内の権力争いなど、否定的な文脈で用いることが多い語である。「明争」は表立った争い、「暗闘」は水面下での争いを指す。
補足
- 「明争暗斗」と書くのは中国語での表記としては一般的だが、日本語の四字熟語では通常「明争暗闘」と書く。
- 単に意見が対立しているだけでなく、表立った争いと水面下の駆け引きの両方がある場面に用いる。
例文
- 後継者の座をめぐり、幹部たちは明争暗闘を繰り広げていた。
- 表向きは協力している二社だが、新製品の市場では明争暗闘を続けている。
- 派閥間の明争暗闘が長引き、組織全体の意思決定が遅れた。
分類
類義語
- 勾心闘角
- 党同伐異
- 相互対立