敬神崇祖
読み方:けいしん すうそ
意味
神々を敬い、祖先をあがめて大切にすること。神道における基本的な精神・態度を表す語として用いられる。神への畏敬と、家・民族の祖先を敬う気持ちを併せていう。
由来
特定の中国古典の一句を出典とする故事成語ではなく、日本で神道の精神を表すために定着した四字熟語である。語としては近世末から明治期(19世紀後半)にかけての神道・国家思想に関する言説で広く用いられるようになったとされる。「敬神」は神を敬うこと、「崇祖」は祖先を尊び祭ることを意味する。
備考
主に神道や伝統文化について述べる際に用いる、やや硬い語。祖先を敬う意識を表すが、特定の宗教的実践を他者に求める意味ではない。
誤用・混同注意
- 「敬神尊祖」と混同されることがある。「敬神尊祖」は意味の近い別表現であり、通常の表記は「敬神崇祖」。
- 単に先祖を祭る行為だけを指すのではなく、神への敬意と祖先への崇敬を併せて表す。
例文
- 地域の祭礼では、敬神崇祖の心を次の世代へ伝える取り組みが行われている。
- その神社は、敬神崇祖を大切な精神として掲げている。
- 彼は家の歴史を学ぶことを、敬神崇祖の実践の一つだと考えている。
分類
類義語
- 敬神尊祖
- 祖先崇拝
- 慎終追遠