放縦不羈
読み方:ほうじゅう ふき
意味
自分の思うままに振る舞い、他人や規則などから束縛されないこと。「放縦」は気ままで節度なく振る舞うこと、「不羈」は何ものにもつながれず自由であることをいう。自由闊達という意味にもなるが、しばしば放埒でだらしないという批判的な含みを伴う。
由来
中国古典で用いられた漢語の「放縦」と「不羈」を重ねた表現とみられる。「放縦」は勝手気ままに振る舞う意、「不羈」は馬をつなぐ革ひもである「羈」に否定の「不」が付いた語で、束縛されない意である。この四字熟語としての正確な初出・成立時期は未詳である。
備考
日常会話ではあまり用いない硬い文章語。「自由奔放」よりも、節度がない・放埒であるという否定的なニュアンスを帯びることがある。
誤用・混同注意
- 「不羈」を「不機」「不規」などと書かない。「羈」は、馬をつなぎとめる革ひもを表す字である。
- 単に肯定的な「自由」の意味だけで用いると、放埒・無節度という語感を見落とすことがある。
例文
- 彼は若い頃、放縦不羈な生活を送り、周囲を心配させた。
- 既成の形式にとらわれない放縦不羈な作風が、その画家の魅力でもある。
- 放縦不羈であることと、他人に迷惑をかけることとは区別しなければならない。