抱薪救火
読み方
ほうしんきゅうか
意味
薪を抱えて火を消そうとする、つまり火を消すはずの行為がかえって燃料を加えることになる、という意味。本来は問題を解決しようとして採った方法が不適切なため、かえって事態を悪化させることをいう。
由来
中国の戦国時代(紀元前5〜前3世紀)に成立したとされる歴史・国策集『戦国策』の「魏策」に見える言葉。魏が秦に領土を譲って平和を求めることを、蘇代が「薪を抱えて火を消すようなものだ。薪が尽きなければ火は消えない」とたとえた故事に基づく。
備考
主に文章語・論説で用いられる。単に失敗することではなく、解決策のはずの行為が問題の原因を強め、悪化させる場合に使う。「抱薪」は薪を抱えること。
例文
- 不祥事を隠そうとして虚偽の説明を重ねれば、抱薪救火となって会社への不信を深めるだけだ。
- 渋滞を解消するために車線を増やすだけでは、交通量がさらに増える抱薪救火になる可能性がある。
- 批判に感情的な反論を返すのは抱薪救火であり、まず事実関係を丁寧に説明すべきだ。
類義語
- 火に油を注ぐ
- 火上加油
- 悪循環
対義語
- 根本解決
- 抜本的解決
- 釜底抽薪