手足之情
読み方:しゅそく の じょう
意味
兄弟姉妹の間にある、手足のように切り離しがたい親愛の情をいう。血縁のある兄弟間の深い愛情・いたわり合いをたとえた表現である。
由来
唐代(8世紀ごろ)の文人・李華の「吊古戦場文」にある「誰無兄弟、如足如手(誰に兄弟がなく、足や手のようでない者があろうか)」という句に基づく。手と足が身体にとって不可欠であることから、兄弟の切り離せない関係と情愛を表すようになった。文章の成立年は不詳。
備考
主に兄弟姉妹の情愛をいう、やや文語的・格調高い表現。「手足」は文字どおりの手や足ではなく、兄弟をたとえた語である。現代では「手足の情」とも書く。
別表記
- 手足の情
誤用・混同注意
- 「てあしのじょう」と読むのは誤りで、通常は「しゅそくのじょう」と読む。
- 手足そのものに対する感情ではなく、兄弟姉妹間の情愛を表す。
例文
- 両親の看病を通じて、疎遠だった兄妹の手足之情が再び深まった。
- 意見の衝突はあっても、危機に際して助け合うところに二人の手足之情が表れている。
- 遺産をめぐる争いで手足之情まで失うことのないよう、家族でよく話し合った。
分類
類義語
- 兄弟の情
- 骨肉の情
- 同胞の情
対義語
- 兄弟反目
- 骨肉相争
- 骨肉相残