手前味噌
読み方:てまえ みそ
意味
自分自身や自分の能力・作品・家族・所属先などを、自分でほめること。また、そのような自慢の前置きとして用いる語。本来はややへりくだった、ユーモラスな響きを伴い、「手前味噌ですが」の形で使われることが多い。
由来
自家製の味噌は各家庭で味や出来栄えが異なり、人が自分の家で作った味噌を「うちの味噌はおいしい」とほめることに由来する。江戸時代(17~19世紀)頃に成立した表現とされるが、成立年や特定の典拠は明らかではない。そこから、自分のことを自分でほめる意に転じた。
備考
「手前味噌ですが」「手前味噌で恐縮ですが」のように、自己紹介や自社・自作品の説明の前置きとして使う。へりくだりの形を取るが、過度に用いると自慢と受け取られることもある。
別表記
- 手前みそ
補足
- 「手前みそ」は辞書にも認められる表記だが、正式な文章では「手前味噌」と漢字で書かれることが多い。
- 単なる「自慢」だけでなく、ややへりくだって自分側をほめる際の慣用表現である。
例文
- 手前味噌ですが、この企画書は利用者の意見をもとに何度も改善しました。
- 手前味噌ながら、当店のだし巻き卵は多くのお客様に好評です。
- 彼は手前味噌にならないよう注意しつつ、自社製品の長所を説明した。
分類
類義語
対義語
- 謙虚謙遜
- 自己卑下