成算在胸
読み方
せいさん ざいきょう
意味
成功する見込みや、成功へ至るための計画・方策を、すでに胸の内にしっかり持っていること。「成算」は成功の見通し・勝算、「在胸」は胸中にある意である。十分な準備や根拠に基づき、自信をもって事に当たるさまをいう。
由来
「成算(成功の見込み・あらかじめ立てた計画)」が「胸に在る」、すなわち心の中にある、という漢文調の構成からなる語である。中国古典由来とされることがあるが、この四字の正確な初出文献および成立年代は明確ではない。日本では漢語的な四字熟語として定着している。
分類・構成
備考
文章語的で硬い表現であり、日常会話では「勝算がある」「見通しが立っている」などが自然である。単なる楽観ではなく、計画や根拠を伴う成功の見込みを含意する。
誤用・混同注意
- 「成算在中」と書くのは誤り。正しくは「成算在胸」。
- 「胸中成算」と混同されることがあるが、一般的な四字熟語の形は「成算在胸」。
例文
- 新事業の市場調査を終えた部長は、成算在胸の表情で投資計画を提示した。
- 彼女は成算在胸で交渉に臨み、相手の懸念に一つずつ答えて合意をまとめた。
- 成算在胸とはいえ、想定外の事態に備えるリスク管理も欠かせない。
類義語
- 胸有成竹
- 勝算がある
- 用意周到
- 胸中成算
対義語
- 無計画
- 無謀無策
- 行き当たりばったり
- 暗中模索