憂国憂民
読み方
ゆうこく ゆうみん意味
国の将来や政治・社会のあり方を心配し、あわせて国民の暮らしや幸福を案じること。「憂国」は国を憂えること、「憂民」は民衆を憂えることをいう。公共のために深く思い悩み、よりよい社会を求める姿勢を表す。由来
中国の古典に見られる「憂国」「憂民」という表現を重ねた漢語的な四字熟語である。「国を憂え、民を憂える」という意味から成る。特定の一つの典籍に由来する句としての成立時期は明確ではないが、古代中国以来の政治思想・為政者の理想を背景とする表現で、日本でも漢文の素養を通じて用いられてきた。備考
「憂国憂民の志」「憂国憂民の士」のように用いることが多い、やや硬い表現。国を憂えるという語感から、文脈によっては政治的・思想的な強い主張として受け取られることがある。例文
- 彼は憂国憂民の思いから、地域医療を支える政策を提言し続けている。
- 憂国憂民を口にするだけでなく、市民の生活を改善する具体策を示すべきだ。
- その作家の作品には、戦後社会を見つめる憂国憂民の精神が流れている。
類義語
- 憂国愛民
- 憂国恤民
- 先憂後楽
対義語
- 売国求栄
- 私利私欲
- 自己保身