慷慨淋漓
読み方
こうがい りんり
意味
感情や意気込みが非常に高まり、それが余すところなく生き生きと表れているさま。特に、文章・演説・語り口などが、熱意と迫力に満ち、よどみなく表現されていることをいう。
由来
中国・明末清初の思想家、黄宗羲(1610~1695)が17世紀に著した「柳敬亭伝」に見える語とされる。同作中で、講談師の柳敬亭の語りが「慷慨淋漓、感激頓挫」と、感情豊かで迫力に満ちたものとして描写されている。「慷慨」は意気や感情が高ぶること、「淋漓」は水がしたたるほど豊かで、余すところがないことを表す。
分類・構成
備考
主に文章・演説・弁舌・語り口など、感情表現の豊かさと迫力を褒める文脈で用いる。単に「怒っている」という意味ではなく、熱意が十分に表れている状態をいう。
誤用・混同注意
- 「慷概淋漓」とは書かない。正しくは「慷慨淋漓」。
- 「淋離」とは書かない。正しくは「淋漓」。
例文
- 彼の追悼演説は慷慨淋漓としており、会場の人々の胸を強く打った。
- その評論は慷慨淋漓な筆致で、社会の不正を鋭く告発している。
- 師の人生を語る彼女の口調は慷慨淋漓で、聞く者を引き込んだ。
類義語
- 慷慨激昂
- 意気軒昂
- 熱烈奔放