感激涕零
読み方
かんげき ていれい
意味
非常に感動したり、深い恩恵を受けたことに強く感謝したりして、涙がこぼれ落ちること。「涕零」は涙が流れ落ちる意で、喜びやありがたさのあまり泣くような、きわめて深い感激を表す。
由来
中国・唐代(7〜10世紀)の文人、劉禹錫(りゅう・うしゃく)の文章「代謝手表」に見える「感激涕零」の句に由来するとされる。皇帝から受けた恩遇への感謝を、涙が落ちるほど深く感じる意で述べた表現である。文章の正確な成立年は不詳だが、劉禹錫は772〜842年の人物である。
分類・構成
備考
主に文章語・改まった場面で用い、「感激涕零する」「感激涕零の思い」のようにいう。単なる驚きではなく、恩恵・厚意・成功などに対する深い感謝や感動を表す。
誤用・混同注意
- 「涕零」を「ていぜろ」などと読まない。正しくは「ていれい」。
例文
- 長年の研究が認められて受賞の知らせを受け、彼は感激涕零した。
- 被災地から届いた温かい手紙を読み、支援者一同は感激涕零の思いだった。
- 恩師が退職後も私のことを覚えていてくださり、感激涕零しました。
類義語
- 感慨無量
- 感激至極
- 感涙
- 感極まる
対義語
- 忘恩負義
- 冷淡無情
- 無感動