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感応冥合

読み方:かんのう みょうごう

意味

仏・神などの超越的な存在と、それを信じて祈る人との間で、心や願いが目に見えないところで通じ合い、一体となること。特に仏教では、衆生の求めに仏が応じて救いを与えるという関係をいう。

由来

仏教語。「感応」は衆生の祈りや信仰に仏が応じること、「冥合」は目に見えない深いところでぴたりと合一することを表す。中国仏教・天台教学などで発達した仏と衆生の関係を説く表現に基づくが、「感応冥合」という四字の定型の初出文献・成立年代は明確でない。日本では中世以降、浄土教・日蓮系などの仏教文献や信仰表現でも用いられた。

備考

主に仏教・宗教的な文脈で用いる語で、日常会話ではまれ。単なる「気が合う」「共感する」という意味よりも、祈る者と仏・神などが霊的に通じ合うという強い意味合いを持つ。

別表記

  • 感應冥合

誤用・混同注意

  • 「感応」は仏教語としては一般に「かんのう」と読む。「かんおう」と読むのは不適切。
  • 「冥合」を「めいごう」と読まず、「みょうごう」と読む。
  • 日常的な相互共感だけを指す語と理解するのは不十分で、通常は仏・神などとの霊的な通応をいう。

例文

  • 一心に念仏を唱えるうちに、阿弥陀仏と感応冥合したような安らぎを覚えた。
  • この寺では、参拝者の真心が本尊と感応冥合することを大切にしている。
  • 作者は、自然との感応冥合を通して得た霊的な体験を詩に表した。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字