愛民如子
読み方:あいみん じょし
意味
人民・民衆を、自分の子供を慈しむように深く愛し、大切にすること。特に、為政者が民の暮らしや苦しみに心を配り、思いやりのある政治を行う姿勢をいう。
由来
中国の古典『書経』の「康誥」に説かれる、民を赤子のように保護し安んじるべきだという統治思想(「若保赤子」)を踏まえた語とされる。『書経』の康誥は伝統的には中国・西周初期、紀元前11世紀ごろの文書とされる。
備考
主に君主・政治家・行政者が民衆を慈しむ態度について用いる、文章語的で格調高い表現である。個人的な親子愛をいう場合には通常用いない。
例文
- 新任の知事は、住民の声を丁寧に聞く愛民如子の政治を掲げた。
- その領主は飢饉の際に蔵を開放し、愛民如子の君主として後世に語り継がれた。
- 行政に携わる者には、権力を誇示するのではなく、愛民如子の姿勢が求められる。
分類
類義語
- 愛民仁政
- 視民如傷
- 仁民愛物