愛才如渇
読み方:あいさい じょかつ
意味
才能のある人を、喉が渇いた人が水を欲しがるように、強く熱心に求め、大切にすること。「才」は才能・人材、「如渇」は渇きのように切実である意を表す。特に、優れた人材を登用しようとする指導者や組織の姿勢についていう。
由来
清代の詩論家・葉燮(ようしょう、1627~1703)の『原詩』外篇上に見える句「劉先主之於孔明、愛才如渇、言聴計従」に基づく。後漢末の劉備が諸葛亮を強く求め、その意見をよく採用したことを述べたもので、17世紀後半から18世紀初頭の清代に用例が確認できる。
備考
主に人材登用・組織運営・指導者の姿勢を、肯定的に評価していう語である。「如渇」は「渇きのように切実に」の意。人そのものへの過度な執着を表す語ではない。
別表記
- 愛才如渴
誤用・混同注意
- 「愛材如渇」と書くのは誤り。「才」は才能・人材の意であり、「材」ではない。
例文
- 新社長は愛才如渇の姿勢を掲げ、分野を問わず優秀な人材を採用している。
- 彼は愛才如渇の経営者として知られ、若い研究者にも大きな仕事を任せた。
- 地域の再生には、外部の専門家を愛才如渇の思いで迎え入れる度量が必要だ。
分類
類義語
対義語
- 嫉賢妬能
- 人材軽視