愚夫愚婦
読み方:ぐふ ぐふ
意味
愚かな男と女という意味。また、特別な学識や地位をもたない、ごく普通の人々をへりくだって、または見下していう語。文脈によっては、男女を問わない一般の庶民を指す。
由来
中国古典『中庸』にある「夫婦之愚、可以与知焉(夫婦のような普通の人でも知り得る)」という趣旨に基づく語とされる。『中庸』は戦国時代(紀元前5〜3世紀頃)に成立した思想を伝える文献で、成立事情や正確な年代には諸説ある。
備考
現代では他人を「愚かな人々」と見下す響きが強く、日常会話で人に対して用いるのは不適切になりやすい。主に古典・歴史的文章や批判的な文脈で使われる。
例文
- 彼は民衆を愚夫愚婦と呼び、見下すような発言をした。
- 政治や法律は、愚夫愚婦にも理解できる言葉で説明されるべきだ。
- 古い評論には、愚夫愚婦にまで教えを広めるべきだという考えが見られる。
分類
類義語
- 愚民
- 凡夫凡婦
- 匹夫匹婦