意到随筆
読み方:いとう ひつずい
意味
「意到随筆」は標準的な四字熟語ではなく、「意到筆随」の誤記である。「意到筆随」は、考えや着想が浮かぶと、それに従って筆が自然に進み、内容を滞りなく文章に書き表せることをいう。文思が敏捷で、文章を書く才能に恵まれているさまを表す。
由来
「意到随筆」自体には定着した語源・出典はない。正形の「意到筆随」は、中国・清代の李漁(1611~1680)の随筆集『閑情偶寄』に見える。『閑情偶寄』は康熙10年(1671年)ごろに刊行されたとされ、「意が至れば筆がそれに随う」、すなわち構想に応じてすぐ筆が進む意から成った。
備考
正形は「意到筆随」(いとう ひつずい)。「随筆」はエッセーを指す二字熟語であり、この句では「筆随(筆が随う)」とする。やや文章語・書評語である。
別表記
- 意到筆隨
補足
- 「意到随筆」は誤り。正しくは「意到筆随」で、「筆随」を「随筆」と入れ替えない。
例文
- 「意到随筆」は用いず、文章がすらすら書けることは「意到筆随」と表す。
- 彼女は意到筆随の才があり、取材を終えるとすぐに明快な原稿を書き上げた。
- 日頃から読書と観察を重ね、意到筆随で書けるだけの語彙と構想力を養いたい。
分類
類義語
- 下筆成文
- 文思泉湧
- 一気呵成