息災延命
読み方:そくさい えんめい
意味
災難や病気を取り除き、寿命を延ばして長生きできるようにすること。また、そのような願い・祈願をいう。主に仏教、とりわけ密教の祈祷や法要に関して用いられる。
由来
仏教語。「息災」は災い・病気などを鎮めて除くこと、「延命」は寿命を延ばすことを表す。密教で行われる修法・祈祷の目的として定着し、「息災延命護摩」などの形でも用いられてきた。特定の一書に由来する故事成語ではなく、日本で受容・発展した仏教的な表現であり、成立時期を特定することは難しい。
備考
日常会話で比喩的に使うことは少なく、寺社の祈願、法要、護摩札などで用いられる改まった仏教語である。「無病息災」は病気をしないことに重点があり、「息災延命」は長寿の願いも含む。
補足
- 「息災」を「息才」と書くのは誤り。
- 「延命」を「延明」と書くのは誤り。
- 「無病息災」と同義とされることがあるが、「息災延命」には寿命を延ばす願いが明確に含まれる。
例文
- 寺では、家族の息災延命を願う護摩祈祷が行われた。
- 祖母の息災延命を祈り、家族そろって参拝した。
- このお札には、息災延命と家内安全の願いが込められている。
分類
類義語
対義語
- 多病短命
- 夭折早世