怨声載道
読み方
えんせい さいどう意味
恨みや不満の声が、道を埋め尽くすほど至る所にあふれていること。特に、政治・行政・組織の運営などに対し、多くの人々が強い不満や非難を抱いている状況をいう。由来
中国の歴史書『後漢書』皇甫規伝にある「財用窮竭し、怨声道に載つ」の趣旨に基づく語とされる。後漢(2世紀)の政治・社会状況を述べた文脈で、財政の行き詰まりなどにより民衆の恨みの声が広く満ちていることを表した。『後漢書』自体は南朝宋の范曄が5世紀頃に編纂した。備考
主に政治・行政や組織運営への強い不満を、硬い文章で表す語。個人的な小さな不平には通常用いない。「載」はここでは「満ちる」の意で、「運ぶ」という意味ではない。例文
- 重税と不公平な施策が続き、町では怨声載道の状態となった。
- 現場の意見を聞かない制度変更に対し、職員からは怨声載道だった。
- 為政者は怨声載道の実情を重く受け止め、政策の見直しを進めるべきだ。
類義語
- 民怨沸騰
- 不平不満が渦巻く
- 怨嗟の声が満ちる