心織筆耕
読み方:しんしょく ひっこう
意味
心の中で考えや思いを練り、それを文章として書き表すこと。「心織」は心中で構想や思いを織りなすこと、「筆耕」は筆で田を耕すように、文章をこつこつ書くことをいう。思索を深めながら丹念に文章を作る営みを表す。
由来
「心織」と「筆耕」を組み合わせた語である。「心織」は心の中で思いや構想を織りなす意、「筆耕」は筆で文章を書く意である。特定の中国古典に由来する故事成語としての典拠は確認されておらず、近代以降に日本語で用いられ定着した、文章作法に関する雅語的な四字熟語とみられる。正確な成立年・初出は不詳。
備考
日常会話ではあまり使われず、文章論・創作論などで雅語的に用いられる。なお、「筆耕」は代筆・清書を職業とすることを指す場合もあるが、この語では広く文章を書く意である。
補足
- 「筆耕」を実際に畑を耕す意味と解するのは誤り。この語では筆で文章を書くことを表す。
例文
- 作家は毎朝、心織筆耕を重ねながら長編小説を書き進めた。
- 取材メモを並べるだけでなく、心織筆耕して読者に伝わる記事へと整える。
- 静かな書斎で心織筆耕の時間を持つことが、彼にとって創作の基本である。
分類
類義語
- 著述
- 文筆
- 推敲
- 構想・執筆