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心境一如

読み方:しんきょう いちにょ

意味

心(ものを感じたり認識したりするはたらき)と境(心が向かう対象・外界)とが、本来は別々ではなく一体であるということ。仏教では、主観と客観、自己と環境を切り離して考えない境地をいう。

由来

仏教思想に由来する語。「心」は認識する主体、「境」はその対象となる外界・事物を指し、「一如」は二つに見えるものが真理の上では一つであることをいう。中国仏教で発達し日本にも伝わった概念だが、「心境一如」という四字の明確な初出文献や成立時期は特定されていない。

備考

仏教の専門的な表現で、「心境」は単なる気分や心理状態ではなく、心とその認識対象・環境を指す。単に「同じ気持ち」という意味ではない。

誤用・混同注意

  • 「心身一如」と混同しない。心境一如は、心と外界・認識対象との一体性をいう。
  • 「心境」を単に「気持ち・心理状態」の意味だけで解釈しない。

例文

  • 禅の修行を通じて、自己と自然が溶け合う心境一如の境地を目指した。
  • 庭の掃除に没頭しているうちに、周囲の景色と心が一つになるような心境一如を感じた。
  • この絵には、作者の内面と描かれた風景が響き合う心境一如の思想が表れている。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字