弾丸之地
読み方
だんがん の ち
意味
弾丸ほどに小さい、きわめて狭い土地・領域のこと。「弾丸」は本来、はじいて飛ばす丸い玉をいい、その小ささにたとえている。国土・領地・敷地などが非常に狭いことを、やや文章語的に表す。
由来
中国の戦国時代(紀元前5世紀〜紀元前3世紀)の策謀や遊説を記した『戦国策』の「趙策三」に見える「此弾丸之地…」に由来する。漢代前期、紀元前1世紀ごろに劉向が『戦国策』を編集したとされる。「弾丸ほどの小さな土地」という表現が、そのまま成語として定着した。
分類・構成
備考
主に土地・領土・敷地の狭さを強調する文章語。日常会話では「猫の額ほどの土地」「狭い土地」などと言うことが多い。「之」は「の」の意である。
誤用・混同注意
- 弾丸が飛び交う危険な土地の意味ではなく、弾丸ほど面積が小さい土地の意味である。
- 現代語では「弾丸の地」と表記されることもあるが、四字熟語としての表記は「弾丸之地」である。
例文
- その島国は弾丸之地ながら、海上交通の要衝として重要な役割を果たしてきた。
- 駅前に残された弾丸之地を、どのように有効活用するかが再開発の課題となった。
- 彼らは弾丸之地であっても祖先伝来の領土は譲れない、と強く主張した。
類義語
- 尺地寸土
- 方寸之地
- 猫の額
対義語
- 広大無辺
- 沃野千里