引人入勝
読み方:いんじん にゅうしょう
意味
人を引きつけて、優れた境地・面白い世界へ導き入れること。文章・話・物語・芸術作品などが非常に魅力的で、読み手や聞き手を夢中にさせるさまをいう。
由来
中国・南朝宋の劉義慶が5世紀ごろ(およそ430年ごろ)に編んだ『世説新語』の「酒は自然に人を勝地へ引き入れる」という趣旨の記述に由来する。「勝」は「勝利」ではなく、景色や趣の優れた場所・境地を意味する。後に、魅力によって人を深く引き込む意の成語となった。
備考
主に小説・映画・講演・文章などが人を強く引き込む場合に用いる。「勝」は「しょう」と読み、「勝利」の意味ではなく、優れた景地・境地を指す。
誤用・混同注意
- 「引人入賞」と書くのは誤り。「勝」は優れた景地・境地の意である。
例文
- この小説は冒頭から謎が重なり、読者を引人入勝の世界へ誘う。
- 講師は具体例を巧みに交え、引人入勝の話し方で会場を魅了した。
- 美しい映像と緻密な音楽が相まって、その映画は引人入勝の作品に仕上がっている。
分類
類義語
対義語
- 索然無味
- 平板無味