弔古傷今
読み方:ちょうこ しょうこん
意味
昔の史跡や出来事を弔い、それと比べて現在の世の中の乱れ・衰え・移り変わりを悲しみ嘆くこと。過去をしのびつつ、現状への深い感慨を表す言葉。
由来
中国・南朝梁の簡文帝(蕭綱、503〜551)による6世紀前半の作品『悔賦』にある「鋪究前史、吊古傷今」に基づく。「古を弔い、今を傷む」という構成から、過去をしのび現在を嘆く意となった。
備考
主に文章語・文学的な表現として用いる。単に昔を懐かしむだけでなく、過去と対比して現在のあり方を嘆く、やや哀感の強い語である。
別表記
- 吊古傷今
補足
- 「ちょうこしょうきん」と読まない。「今」は「こん」と読む。
- 「古い傷を弔う」という意味ではない。「弔古」は昔の事跡や時代を悼む意である。
例文
- 古戦場を訪れ、戦乱の跡を前に弔古傷今の思いを深めた。
- 急速な再開発で古い町並みが失われるのを見て、彼は弔古傷今の詩を書いた。
- この随筆には、かつての繁栄をしのび、現代社会の荒廃を嘆く弔古傷今の調べがある。
分類
類義語
- 懐古傷今
- 感今懐昔