座作進退
読み方:ざさ しんたい
意味
座ったり立ち上がったり、進んだり退いたりする一連の動作をいう。転じて、日常における立ち居振る舞い、特に礼儀にかなった身のこなしや所作のこと。
由来
中国の礼法書『礼記』の「曲礼上」に見える語とされる。『礼記』は前漢期、紀元前1世紀ごろに編纂・成立したとされ、礼にかなった姿勢や動作を重んじる思想を背景に、座る・立つ・進む・退くという基本的な所作をまとめて表した。
備考
現代では日常会話よりも、礼法・茶道・武道・接遇など、所作や礼儀を論じる場面で用いられる。「作」は「作る」ではなく、ここでは立ち上がる意。
別表記
- 坐作進退
誤用・混同注意
- 「座作」を『座って作ること』と解するのは誤り。「作」は立ち上がる意である。
- 「ざさしんだい」は誤読で、正しくは「ざさしんたい」と読む。
例文
- 茶道では、座作進退の一つ一つに客人への敬意が表れる。
- 新入社員には、来客の前での座作進退を含めた基本礼儀を指導した。
- 彼女は座作進退が端正で、式典でも落ち着いた印象を与えた。
分類
類義語
- 起居動作
- 挙止進退
- 立ち居振る舞い