幽邃閑雅
読み方:ゆうすい かんが
意味
奥深く静かな趣があり、しかも上品で風雅であること。「幽邃」は、人里から離れていて奥深く、ひっそりとしているさま、「閑雅」は、静かで落ち着きがあり、上品でみやびなさまをいう。主に山寺・庭園・書斎などの景観や雰囲気を形容する。
由来
「幽邃」と「閑雅」という、ともに漢語由来の二字語を重ねた四字熟語である。「幽」は奥深くひそかなこと、「邃」は深く遠いこと、「閑雅」は静かで上品なことを表す。特定の中国古典の一節を直接の典拠とすることや、成立した年代・時代は明確ではない。
備考
日常会話ではまれで、文章語・鑑賞語として用いられる。山寺、庭園、別荘、書斎などの静かで奥ゆかしい景観や雰囲気をほめる表現であり、単に「暗い」「暇だ」という意味ではない。
誤用・混同注意
- 「幽遂閑雅」は誤記。「邃」は『奥深い』を表す「邃」を用いる。
- 「幽邃」を「ゆうずい」と読まない。標準的な読みは「ゆうすい」。
- 単に人が暇であることを表す語ではなく、静かで奥深く上品な景観・趣をいう。
例文
- 深い杉木立に囲まれた山寺の境内は、幽邃閑雅な趣をたたえている。
- この庭園は、池や石組みによって幽邃閑雅な景観がつくられている。
- 都会の喧騒を離れたその書斎には、幽邃閑雅な空気が漂っていた。
分類
類義語
- 幽閑
- 清閑
- 閑雅
- 優雅
対義語
- 喧騒
- 騒然
- 粗野卑俗