平歩青雲
読み方
へいほ せいうん
意味
苦労や停滞があまりなく、順調に高い地位や名声を得ること。平らな道を歩くように楽に、青空・雲の上のような高い地位へ上るという意味で用いる。主に、出世や社会的成功が非常に速く順調であることを表す。
由来
中国の古典『史記』「范雎蔡沢列伝」に見える「青雲の上に致る」という表現が基になったとされる。范雎が低い身分から秦の宰相へ上り詰めたことに関する文脈であり、『史記』の成立は前漢・紀元前1世紀ごろである。「平歩青雲」という四字の形は、平らな道を歩く(平歩)ように容易に高位(青雲)へ至る意として後に定着した。
備考
主に他人の急速な出世・成功を評して用いる、やや硬い書き言葉。単に「夢や志が高い」という意味ではなく、実際に高い地位へ順調に上ることをいう。皮肉を込めて使われる場合もある。
例文
- 彼は入社して数年で役員に抜擢され、まさに平歩青雲の勢いで出世した。
- 新人賞を受賞した彼女は、その後も話題作を発表し、平歩青雲の作家生活を送っている。
- 平歩青雲に見える成功の陰には、長年の準備と努力があった。
類義語
対義語
- 不遇
- 雌伏
- 失意落魄
- 零落不遇