平易近人
読み方
へいい きんじん
意味
人柄や態度が穏やかで飾り気がなく、だれに対しても親しみやすいこと。また、そのような人。地位や名声があっても威張らず、気軽に人と接する様子をいう。
由来
前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ『史記』の「魯周公世家」にある「平易近民、民必帰之(平易にして民に近づけば、民は必ずこれに帰服する)」に基づく。出典では「民」だが、後に「人」とした「平易近人」の形で成語として定着した。
分類・構成
備考
主に人柄・態度を褒めていう語で、「平易」はここでは単に「内容が簡単」という意味ではない。文章や説明の分かりやすさを表す場合には、通常「平易明快」などを用いる。
誤用・混同注意
- 出典には「平易近民」とあるが、現代日本語の四字熟語としては通常「平易近人」を用いる。
- 「平易」を「内容が簡単」という意味だけに解し、人柄・態度の穏やかさを表す語である点を取り違えやすい。
例文
- 新任の校長は平易近人な人柄で、児童たちもすぐに打ち解けた。
- その研究者は世界的な権威でありながら平易近人で、学生の質問にも丁寧に答える。
- 候補者には、能力だけでなく地域の人々に親しまれる平易近人な姿勢が求められる。
類義語
対義語
- 高慢自大
- 傲岸不遜
- 横柄無礼