平地風波
読み方
へいち ふうは
意味
何事も起こらないはずの平穏な場所・状況で、突然起こる争い、もめごと、事件、または災難のこと。「平地に風波を起こす」といえば、わざわざ問題や騒動を引き起こす意でも用いる。
由来
唐代(8~9世紀)の詩人・劉禹錫の「竹枝詞」にある「等閑平地起波瀾(等閑に平地に波瀾を起こす)」に基づくとされる。水のない平地に風や波が立つというあり得ない情景を、人の心から不意に生じる争いや騒ぎにたとえた表現である。現在の四字形「平地風波」は、この趣旨をまとめた成句として定着した。
分類・構成
備考
単に「予想外の出来事」を指すよりも、争い・騒動・トラブルのような好ましくない事態について用いることが多い。「平地に風波を起こす」の形では、意図的に問題を起こす意味が強まる。
例文
- 小さな行き違いが、部署全体を巻き込む平地風波となった。
- 根拠のないうわさを広めて、平地に風波を起こすべきではない。
- 穏やかだった町に突然の開発計画が持ち上がり、平地風波が生じた。
類義語
- 青天の霹靂
- 寝耳に水
- 思わぬ災難
- 平地に波瀾を起こす