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己心浄土

読み方:こしん じょうど

意味

浄土は遠い場所や心の外にあるのではなく、自分自身の清らかな心のうちにある、という仏教的な考え方。煩悩や執着を離れ、心を清浄に保つところに浄土が現れるという意である。

由来

仏教、特に中国・隋代(6世紀末〜7世紀初)に大成された天台教学の唯心思想と結び付く語。「浄土は心の外にあるのではなく、己心にある」と捉える「唯心浄土」の思想を表す。『観無量寿経』などを根拠として論じられてきたが、「己心浄土」という四字の定型句そのものの初出・成立年は明確ではない。

備考

仏教語であり、日常会話で頻繁に使う語ではない。より広く知られる「唯心浄土」と近い意味をもつ。「己心弥陀」は阿弥陀仏について述べる別の語である。

誤用・混同注意

  • 「己心弥陀」と混同しない。己心弥陀は、自らの心に阿弥陀仏があるとする語である。
  • 自己中心的に生きるという意味ではない。

例文

  • 仏教では、心を清らかに整えるところに己心浄土があると考える。
  • 外に救いだけを求めず、己心浄土の教えに照らして自分の心を省みた。
  • 日々の感謝と慈悲の実践が、己心浄土を生き方の中で学ぶことにつながる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字